ぱれっと評判 : 秋葉原フリーマーケット調査隊

ゲーム屋スタッフがさくらシュトラッセをレビューします

こんにちは、タツキですっ。
今回は、趣味全開！　タツキ的に面白かったゲームのレビューをしますっ！

さくらシュトラッセってどんなゲーム？

さくらシュトラッセを一言で表すと、

魂が細部に込められている、春エロゲ

です。キリッ！

「さくらシュトラッセ」は、2008年1月25日に、メーカー「ぱれっと」から発売されたゲームです。

※年齢制限あり。18歳以上対象のゲームです。

→商品ページはコチラ（裏パッケージも見られます）

JAN コード	4580122230128	発売日	2008/01/25
メーカー	ぱれっと	定価(税別)	?8,800
対応	win2000/XP/Vista	原画家	くすくす
メディア	DVD1枚	テレカ検索	くすくす
ケース	箱	中古商品関連リンク	『さくらシュトラッセ』の情報をゲーム博物館で見る

メーカーは、『ましろ色シンフォニー』でも有名な「ぱれっと」です。

シナリオ、原画は『もしも明日が晴れならば』で人気を博した、くすくす先生、NYAON先生のタッグです。
　→くすくす先生の描いたテレカはこちらで見られますよ。
　　ほわほわ～っとした絵柄が特徴的ですね。

「さくら」は分かるけど、「シュトラッセ」って何？

シュトラッセってあまり聞いたことが無い単語ですよね。
シュトラッセとはドイツ語で「通り」や「街路」なんかを表す言葉なんだそうです。
ゲームの舞台である「商店街の通り」の名前が、そのままタイトルになっているんですよ。

さくらシュトラッセのあらすじ

舞台は、港街の商店街にある「さくらシュトラッセ」という通りです。

主人公はこのさくらシュトラッセにある洋食屋「かもめ亭」の長男。

父が他界した後は、母が１人で店を切り盛りしていましたが、ある時母が倒れてしまいます。

幸い大事は無かったものの、シェフ不在で大ピンチのかもめ亭、
料理の修行に出ていた主人公は、急いで故郷に戻りますが、その途中で大事故に巻き込まれます。

もう死んでしまうのか・・・そう思った彼の前に現れたのは、魔女っ娘！？

夢か現実か、わからないまま無事家に辿り着いた主人公は、
店を守る為、自分が店の３代目になることを決意するのですが・・・

あらすじはこんな感じです。

ほのぼの系でありながら、ヒロインは魔女っ娘という日常と非日常の融合が魅力です。

桜舞う季節に、主人公達が「かもめ亭」存続の危機を、力を合わせて乗り越えていく。

（なんといったって、シェフ不在ですもんね。
　大ピンチなところに突然魔女っ子が現れるんですから、
　主人公としてはさらに大混乱ですよね）

そんな姿を笑いあり、涙ありで描いたゲームですよっ！

さくらシュトラッセの評判と、個人的評価は？

タツキがこのゲームを面白いと思ったのは、
「こ、これは魂が細部に込められているッ！」
と感じたからなんです。

立ち絵の表現が斬新！

まず、さくらシュトラッセの特徴として、立ち絵の種類に「キャラの背中」があることが挙げられます。

エロゲって、基本的には正面を向いた立ち絵とテキストで進んでいきますよね。

さくらシュトラッセは他のゲームとはちょっと変わっていて、
「誰かと話している姿」として背中の立ち絵があるんです！

他の人とヒロインが話している姿を、自分は別の視点から見るという感じですね。
プレイしたとき、とても斬新で驚いたことを覚えています。

「キャラの遠近」と「キャラの背中イラスト」を組み合わせることによって、

近：背中
遠：正面

という構図が可能になり、
キャラクターの距離や動きを感じながらプレイができるんですよっ！

立ち絵に遠近があるのは珍しくないんですが、遠近感以外にもこんな表現方法があったとは！
目から鱗でしたね。

名脇役は、ぬかりのない演出！

先ほどの立ち絵のバリエーションに加え、
ドタバタシーンではキャラが目を回したり、頭上をひよこが走ったり
商店街を歩くシーンでは桜が舞ったり等々、
そういった細かい演出が随所に見られます。

音楽の雰囲気が良い！

タツキ的ベストBGMの上位ランクインは間違いない！というくらい気に入りました。
桜舞う季節、暖かな商店街、そういったシチュエーションにとてもマッチしたBGMが流れます。

日常のシーンにはストリングスを中心に、悪巧みをするシーンにはボトルネックなど、
生音ではありませんが、BGMとして存分に作品を引き立たせています。

春の温かさを感じられるゲームです

春の温かさがストーリー、音楽、CGなどに散りばめられており
細かい部分に作り手の一手間を感じられる、とても好感を持てるなぁ、というのが、
さくらシュトラッセをプレイした感想です。

さくらシュトラッセはどんな人にオススメ？

全体を通して「POPさ」を感じられる作品ですので、
「カワイイ女の子や美しい世界観でほのぼのしたい」
「キャラ萌えしたい」という方にピッタリです。

雰囲気重視な分、ストーリーやキャラクター設定がちょっととんでいるように感じる方もいるかもしれません。
難解な、よく練られたストーリーが好みの方には物足りない可能性もあります。